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欧州連合(EU)のドナルド・トゥスク欧州理事会常任議長 (EU大統領)は13日、加盟国同士で真剣に話し合い、不法移民や難民の流入を抑え、難民の受け入れ分担の義務化などによるEU内部の分裂を防ぐべきだと指摘しました。
トゥスク議長はこの日、オーストリアのウィーンでセバスティアン・クルツ首相と会談しました。7月からオーストリアがEUの議長国となることから、業務の内容や難民政策をめぐるEU内部の食い違いの解消方法について話し合いました。
会談後に開かれた記者会見で、トゥスク議長は「難民の受け入れ人数を各国に強制的に割り振る策は、実行の可能性が薄く効果がないことが実証されている。このまま続けると、東ヨーロッパと西ヨーロッパの溝がさらに深まり、大衆迎合主義やEUの分裂を引き起こす可能性がある」との懸念を示しました。関係各方面に対し、「破壊的感情」の広がりを防ぐための策を講じるよう呼びかけました。(ZHL、森)
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