欧州連合（EU）は16日、朝鮮への原油の禁輸や域内の朝鮮人個人への送金制限をこれまでの1万5千ユーロから5千ユーロにまで削減するなどの追加制裁措置を決めました。

　これは、EUが当日、ルクセンブルクで開かれた外相会合で決定したもので、制裁措置は直ちに発効するということです。EU外相会合が発表した声明によりますと、こうした措置は国連の朝鮮に対する制裁措置の補充で、その目的は朝鮮にさらに圧力をかけ、義務の順守を促すことにあります。

　以前までは、EUの朝鮮に対する投資禁止の対象は核兵器及び通常兵器に関わる関連企業に限られていました。

　また、ロシアのプーチン大統領は14日、2016年11月30日に採択された国連安保理の第2321号決議をロシアが実施することを発令しました。このことは、ロシアは今後、金融取引や貨物輸出などの面で朝鮮に対して制裁措置を発動することを意味します。（非、星）