国連のグテーレス事務総長は15日、ドイツのボンで、国連気候変動会議に出席中の中国代表団を率いる解振華特別代表と会談しました。双方は、気候変動への対応における中国と国連の協力の強化、世界の気候変動対応プロセスの推進などについて意見を交わしました。

　グテーレス事務総長は「中国は気候変動の多国間対応プロセス推進に非常に重要な役割を果した。中国共産党第19回全国代表大会の報告においても、グリーン発展の推進を強調し、気候変動対応について明確な方針を示している。これは、中国が世界における気候変動対応を積極推進する姿勢を示すものであり、国連はこれを高く称賛する」と述べました。

　解振華特別代表は「気候変動への対応は、経済発展、環境保護、国民の健康保障、雇用拡大、生産およびライフスタイルのモデルチェンジなどと目標を同じくするものだ。気候変動の本質は発展の問題であり、気候変動への対応は持続可能な発展の推進プロセスの中で対処すべきだ」と述べた上で、「国連が世界のグリーンで低炭素、持続可能な発展を実現させ、『パリ協定』の効果的履行を推進していけるよう期待している」と述べました。（鵬、む）