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農業界は気候変動対応を=国連食糧農業機関

2017-11-16 10:36:03     cri    
 国連食糧農業機関(FAO)はこのほどコミュニケを発表し、「農業界がこの先排出する温室効果ガスは増加に傾向にあり、気候変動をさらに悪化させることになる。世界範囲で持続可能でスマートな対応措置を講じ、食糧の生産、運輸、加工、消費をしていくことが気候変動に対応する唯一の方法だ」との考えを示しました。

 FAOのダ・シルバ事務局長は「農業界は気候変動の被害者であると共に、気候変動の主因でもある。世界中の温室効果ガス排出総量のうち少なくとも5分の1が農業によるものだ。このことはエコ農業、持続可能なスマート農業を通じて温室効果ガスの排出削減を図ることが必要なことを意味している。牧畜分野の排出量は食糧生産分野を上回っているものの、低炭素型飼育は可能であると考えている。我々の計算では、現在の改良された技術で牧畜業を営むことで、20%から30%前後の排出削減が実現できると考えている」としました。

 FAOは他にも、「目下、栄養失調者数は8億1500万人に上っており、ここ10年間で初めて増加トレンドを見せている。武装衝突、景気後退、気候変動、アフリカの長期にわたる干ばつなどが主因と考えられる」と発表しています。(殷、む)

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