王毅外相は2日、ハノイでベトナムのファム・ビン・ミン副首相兼外相と会談を行いました。ファム・ビン・ミン氏は、中国共産党第19回全国代表大会が収めた大きな成功に祝賀の意を表しました。

　王外相は、「第19回党大会の最も重要な政治的成果とは、習近平総書記が党中央と全党における核心的地位を確認し、新たな中央指導グループを選出することで、8900万人の中国共産党員が団結し、新時代の中国の特色ある社会主義の偉大な勝利を勝ち取るための固い政治的基礎を築いたことにある。最も重要な実践的意義は富強・民主・文明・調和・美しい社会主義現代化強国を建設するロードマップとスケジュールの作成にある。また、世界に対する最も重要な意義は、発展途上国における現代化への道のりの拡大にある」と指摘しました。

　王外相はまた「第19回党大会は、新時代に入った中国の外交デザインについても、新型の国際関係と人類の運命共同体の構築を促進していくことを示した。これは人類の未来のための、中国からの提案である」と述べた上で、「新型の国際関係と人類の運命共同体の構築は、大多数の国の願いであり、国際社会はこれに積極的に反応するだろう。中国とベトナムは同じ政治制度を実施しており、発展の道のりは似ている。中国側は今後、ベトナムを重要な協力パートナーと見なしたい」と述べました。

　これに対して、ファム・ビン・ミン副首相兼外相は「中国共産党第19回全国代表大会の開催は、中国だけではなく、世界にとっても重大で深い意義があるものだ。習総書記を核心とする中国共産党の指導の下で、中国は必ずや第19回党大会が提出した偉大な目標を実現させていくだろう。ベトナムは両国関係を重視し、中国と共に、双方の全面的な戦略的パートナー関係を絶えず深化させていきたい」と述べました。（藍、謙）