習近平国家主席はこのほど、南南協力と発展学院の初めての修士課程修了生に返信しました。

　習主席は「南南協力は、発展途上国が手を携えて前進し、課題に対応していくための偉大な事業である。中国は南南協力と発展学院のプラットフォームとしての役割を活かして南南協力を推進し、全ての発展途上国の共同繁栄を促していきたい」とした上で、「初めての卒業生に当たる皆さんには、自国の国情に見合った持続可能な道のりを見出し、それぞれの国の改革と発展をけん引するリーダーとなられるよう期待している」と述べました。

　南南協力と発展学院は発展途上国のためのハイレベル人材の育成や交流、南南協力の推進を目的に、2016年4月に北京大学に開設されたものです。同年9月には1期目のプロジェクトが始まり、アジアやアフリカ、ヨーロッパ、ラテンアメリカの発展途上国27ヵ国からの政府高官、議員、金融関係者および学者合わせて48人を修士課程、博士課程に受け入れました。そのうち、院生26人が今年7月の卒業式の場で習近平主席への手紙を読み上げ、中国政府に感謝するとともに、「この学校で明確な理念と豊富なマネジメントの知識を勉強することができた。この学院が、学びに集った学生たちがそれぞれの国の改革と発展のリーダーとなることを後押しできる場所であると信じている」と感謝の気持ちを表していました。（鵬、む）