李克強首相は12日、四川省成都市で開催された世界観光連盟の設立式典に対し、祝福のメッセージを送りました。

　李首相は、「観光業は現在、世界的な規模となり、発展も急激で、範囲もきわめて広い総合的な産業であり、今や経済成長を促し国同士の交流を進める重要な手段となっている。また、人と人との交流も進み、運命共同体の構築も果たしている。ここ数年は目覚しい成長を遂げており、国際観光者の数は7年連続して増加している。消費を牽引し、雇用を拡大するとともに、グローバル経済の回復や社会の発展に重要な役割を果たしている」と話しています。その上で、「中国政府は、観光連盟の設立に関心を寄せており、積極的に支援して、広大な可能性を生み出していく。また、各国の観光業界を広く呼び込んで、世界的な観光管理体系の整備に向けて役割を果たしたい」と述べました。

　なお、世界観光連盟は、中国観光協会の呼びかけで立ち上げられた、業界唯一のグローバルで総合的かつ非政府・非営利型の団体となります。（hj　森）