中国の李克強首相は26日、北京でギリシャのサマラス前首相と会談しました。

　李克強首相は席上「今年は両国の国交樹立45周年に当たる。両国関係の発展は良好である。サマラス前首相は任期中、中国との関係発展を重視し、両国の実務的協力を推し進めてきた。そのうち、ピレウス港の開発プロジェクトが『一帯一路』建設の重要な内容となっている。中国はギリシャと相互信頼を深め、重要な分野における協力を繰り広げ、民間交流を強め、両国の協力ウィンウィンの道を広げていきたい」と期待を寄せました。

　李首相はまた、ギリシャを含むEU加盟国との協力を強化し、安定性で不確定性に対応し、貿易投資の自由化と利便化を共に図り、経済のグローバル化を促していきたいという中国の願いを表しました。

　これを受けて、サマラス前首相は「中国と友好協力関係を発展させることはギリシャ各界の共通した認識である。双方の実務的協力を絶えず深め、より多くの成果を収めることを期待している」と示しました。（殷、kokusei）