李克強首相は31日午後、人民大会堂で、タジキスタンのラフモン大統領と会談しました。
席上、李首相は「中国とタジキスタンは互いに相手国を友好隣国と見ている。両国関係は国交樹立してからの25年で、飛躍的な発展を遂げている。とりわけ、大統領と習近平国家主席との会談後は、両国関係はより高いレベルに引き上げられ、新しい力が注がれている」との見方を示しました。また、「政治の相互信頼を深め、互恵協力を拡充し、人員と文化の交流を拡大するとともに、上海協力機構を含めたシステム内における意思疎通と協調を密接化していく。これによって、両国と域内の人々により多くの幸せをもたらしていきたい」と、タジキスタンとの関係を強化する中国政府の立場を示しました。
これに対して、ラフモン大統領は、「両国は戦略的協力パートナーであり、両国関係は高いレベルで推移している。経済、貿易、人文などでの協力は著しい成果を挙げている」と評価しました。その上で、「電力や農業、交通のインフラ整備、金融、観光などの分野において、中国との協力を強化して、域内の相互連結を推進していきたい。それと同時に、両国関係と協力のさらなる発展も推し進めていきたい」と、タジキスタンの立場を表しました。
なお、ラフモン大統領は今回、中国を公式訪問し、新興市場国家と発展途上国の対話会議に参加するため、北京を訪れています。(朱、星)
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