ドイツ、ベルギーへの公式訪問、中国・ドイツ首相年度会合、第19回中国・EU指導者会合を終えた李克強首相が3日昼、専用機で帰国しました。

　今回行われた中国・EU指導者会合では、中国とEUの指導者らは共に、政治、経済、人材、文化などの領域で収めた発展の成果は著しいものであることを認め、今会合の意味あいを積極的に評価した他、尊重、平等、信頼、互恵共栄の原則を引続き堅持し、指導者会合、ハイレベル戦略対話、経済貿易ハイレベル対話、ハイレベル人材文化交流など、70の対話と協力メカニズムの役割を十分に利用し、平和、成長、改革、文明など四つのパートナー関係を拡大、二国間、地域ならびにグローバルなレベルでの協力を展開して行く考えを確認しました。

　そのうえで、中国とEUが互恵共栄の全面的パートナー関係を拡大するため、世界貿易機関（WTO）の原則を堅持し、開放的な世界経済を構築すること、EUが「一つの中国」原則の堅持を重ねて表明、中国政府が「欧州一体化」支持の堅持を重ねて表明すること、極端主義とテロリズムの取締りに多国間と二国間の協力メカニズムを構築すること、「一帯一路」構想と欧州投資計画の連係強化に努めること、気候変動対策の重要性を再確認し、2015年の「パリ協定」の下での承諾事項を再認識し、協力強化に同意、協定実施を推進することなど、30項目を盛り込んだ新たな協力構想をまとめました。（雲、む）