李首相は、その際「イノベーションの分野において、両国のイノベーション資源が互いに補うことができる。これはイノベーション協力のゴールデンパートナーと言えるだろう。強力なイノベーションパートナー関係は両国の実務的協力にビッグパワーのエンジンをつけたようだ。これは発展途上国と先進国の協力の手本となり、中国と欧州のイノベーション協力において、牽引的な役割を果たすことになる」と述べました。

　三年前、中国とドイツは共に、「イノベーションの協力」をテーマとする「中独協力行動綱要」を発表しました。この三年来、両国の関係部門はそれぞれ「中国戦略」と「ドイツ戦略」を打ち出し、はじめて科学技術協力における大国間の協力を実現させました。『中国製造2025』と『インダストリー4.0』とのリンク、三国間の協力、科学研究機関と企業の「2＋2」の協力スタイルなどが順調に進められ、それぞれ特色のある中独産業エリアが大きな発展を遂げています。これについて、李首相は「イノベーションは両国の関係発展において、新しい原動力となった。イノベーションを中心に協力を強化していきたい。イノベーションの範囲は、科学技術や基礎研究、教育分野だけでなく、その多くは両国の企業が市場を通して協力している」と指摘しました。

　李首相は、また「我々は、大中小企業の融合やイノベーションを推し進めて行く。ドイツには実力を持つ企業が多い。一方、中国には科学技術型の中小企業が数十万社ある。中国はドイツと共に、政府レベルの中小企業協力メカニズムを確立し、ネットによる協力や数多くの会社間の集団協力を推進していきたい」と強調しました。（藍、kokusei）