中国の李克強首相は、現地時間2日午前、欧州理事会のトゥスク議長、欧州委員会のユンケル委員長と一緒に、会合後の共同記者会見に出席し、第19回中国・EU指導者会合で収めた成果を紹介しました。

　李首相はその際、今の国際情勢のもとで、中国とEUは共に、自由貿易を維持し、国際ルールに則って、経済のグローバル化をより包容的、互恵的及び公平な方向にむけて発展するようおしすすめるべきだと主張している。また、双方は、EUが「中国のWTO・世界貿易機関加盟議定書」第15条を履行することについて協議を行った。中国側は、EUがこれと関連する法律の改正を行っていることに注目し、改正後の法律がWTOの規則と一致するよう期待すると述べました。

　これに対し、欧州理事会のトゥスク議長と欧州委員会のユンケル委員長は、今回の指導者会合を通じて、双方は共通認識を増し、意見の違いが縮小され、協力の意欲がさらに強められた。EUは中国とともに、気候変動分野での協力を深め、「パリ協定」を着実に実施し、世界に福祉をもたらしたいと述べました。（任春生、kokusei）