ドイツを訪問中の李克強首相は現地時間の1日午後、ドイツのシュタインマイアー大統領と会談しました。

　李首相は会談で、「緊密になりつつある両国のハイレベル往来は両国関係の発展を促している」と高く評価し、「当面の国際政治・経済情勢において不確定・不安定な要素が増しているものの、平和、発展、協力という大きな流れ、経済のグローバル化という潮流は阻むことができない。中国とドイツが世界の平和維持、多角主義、投資貿易の自由化と利便化を促すことで重要な共通認識に達したことは、世界に安定したシグナルを出したことになる」と語りました。

　シュタインマイアー大統領は李首相のドイツ訪問に歓迎の意を表し、「国際情勢が揺れ動いている中で、両国はハイレベルの交流を強めることは非常に重要だ」と述べ、「ドイツは開放型の世界貿易システムを支持し、気候変動問題における中国の責任ある立場を賞賛し、中国とともに経済貿易、人的と文化、それにG20関連事務における協力と交流を拡大し、両国のパートナーシップをさらに発展させていく」と期待を寄せました。（Lin、Kokusei）