李克強首相は16日、北京の人民大会堂で、「一帯一路」国際協力サミットに出席するため訪中したイタリアのジェンティローニ首相と会談しました。

　李首相は、「中国とイタリアは重要な協力パートナーだ。双方は今回確立した首相定期交流メカニズムを契機に、政治の相互信頼を強固なものにし、重点分野での協力に焦点を当て、とりわけ2017年から2020年までの中国とイタリアの協力行動計画を確実に推し進め、中国・イタリア国交正常化50周年を迎える2020年に全面的な進展が遂げられるよう働きたい」と述べました。

　ジェンティローニ首相は、「中国と共に国交正常化50周年を目指して、2017年から2020年までの協力行動計画をよりよく実施し、中小企業、農業、第三者市場など幅広い分野における協力を展開し、港湾建設における協力を強化し、地域コネクティビティーを促進したい。また、より多くの中国人がイタリアを訪れ旅行し、留学することを歓迎し、ビザの簡素化も図りたい。イタリアはまた、中国・ヨーロッパ関係の発展、および欧中投資協定協議プロセスの促進に積極的な努力をしたい」と語りました。（怡康、Kokusei）