習近平国家主席は16日、ドイツのメルケル首相と電話会談を行いました。電話で習近平主席は「今年は、中国、ドイツ国交樹立45周年の節目の年である。ここ数年、両国関係は全面的に拡大、深化している。中国はドイツとともに、両国の全面的戦略的パートナーシップを推し進めていきたい」と強調しました。また、「経済貿易協力は、両国関係を推し進める重要な力になっている」と指摘したうえで、「相互協力と意思疎通を強化することで、財政と金融の対話や文化交流、安全対話を含めたシステムを統括的に計画し、実行する必要がある。中国はドイツで開かれるG20サミットを支持する」と強調しました。

　これに対して、メルケル首相は中国がG20 サミットへの支持を表明したことに、感謝の意を示したうえで、「現在、両国関係は深化しており、勢いよく発展している。ドイツは中国が打ち出した『一帯一路』構想を支持する。また、両国関係を新たなレベルにアップさせるほか、欧州と中国の関係発展にも全力を挙げたい」と述べました。（朱　keiko）