劉延東副首相は25日、ドイツのベルリン自由大学で開かれている「高等教育・科学技術イノベーションフォーラム」であいさつに立ち、中国とドイツの教育・科学技術協力の発展に期待を示しました。

　劉副首相はこの中で、「中独両国が国交樹立して以来の44年間、両国は全方位的戦略パートナー関係を樹立、なかでも教育・科学技術分野における協力関係は日増しに密接になり、両国の経済発展を強く後ろ支えするのみならず、両国の人材文化交流の目玉にもなった」と評価し、さらに「手を携えてイノベーションを促進すること、共同発展を推進することは、両国の指導者が共に抱く目標だ。双方はともに努力し、世界経済の発展を促す「イノベーションのエンジン」に火をつけていかなければならない」との考えを強調しました。

　また、同日、劉副首相は同学内でドイツ国内の一部の孔子学院の院長らと座談会を開き、孔子学院が両国交流のかけ橋の役割を果たすよう、期待を示しました。

　この座談会の席上、劉副首相は「両国の指導者は、語学教育と孔子学院の発展を非常に重視している。そうした環境下で、ドイツ国内の孔子学院の事業は絶えず拡大し、今日では中独両国の国民の心と心を結ぶ高速鉄道となっている」と讃えました。（MOU、む）