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中独外交と安全戦略対話、ベルリンで開催

2015-12-20 13:59:20     cri    

 中国の王毅外相とドイツのシュタインマイヤー外相は19日、ドイツのベルリンで初の中独外交と安全戦略対話を行いました。

 席上、王毅外相は「中国とドイツが外交と安全戦略対話を行うのは、両国の指導者が達成した重要な共通認識を実行に移すもので、全方位かつハイレベルの中独関係を表している。中独関係の内容は、すでに経済貿易分野を超え、その影響力は両国関係を超えている。中国は、ヨーロッパの大国としての地位や重要な国際的な影響力を持つドイツを非常に重視しており、ドイツと共に戦略的相互信頼を増進し、戦略的意志疎通を強化し、戦略的協力を推し進め、両国の全方位で戦略的なパートナー関係のレベルアップに努めていきたい」と述べました。

 王毅外相はまた「双方は、ハイレベルの往来を保つと共に、協力の戦略的な内容を充実させるべきだ。『メイド・イン・チャイナ2025』とドイツの『インダストリー4.0』の結合を実施し、出来るだけ早く閣僚級の協調メカニズムを確立して、両国が『一帯一路』(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)の枠組み内での協力を推進していく。サードパーティー市場向きの国際生産能力の協力を展開し、両国の人的交流を深化させ、ビザの便利化を図っていく」とした上で、「ドイツが中欧間の『平和、成長、改革、文明』と言った四大パートナー関係の発展や中欧発展戦略の結合、および中国と中東欧諸国の協力を推進していく面でより大きな役割を果たすことに期待を寄せている」と述べました。

 これに対して、シュタインマイヤー外相は、「ドイツと中国は、互いに重要な協力パートナーであり、多くの分野で効果のある協力を進めている。両国の協力は両国の利益に合致するだけでなく、地域問題の解決や地域と世界の平和と安定の促進にも積極的な意義を持つものである」と指摘した上で、「ドイツは両国ハイレベルの密接な往来を引き続き保ちたい。ガウク大統領とメルケル首相は来年中国を訪問したい。ドイツが中国側と各自の発展戦略を実施するための結び合いに大きな期待を寄せている。中国が提唱した『一帯一路』を支持し、これはヨーロッパとアジア地域の経済発展と安全安定の促進に重要な意義があると見ている。このほか、欧州連合やアジアインフラ投資銀行などの枠組み内で協力を強化していきたい」と述べました。

 双方はまた、シリア問題、イラン核問題、アフガニスタン問題など共に関心を寄せている地域問題についても突っ込んだ意見交換を行いました。(藍、kokusei)

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