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中国は、「国家イノベーション駆動発展戦略綱要」や「第十三次五カ年計画」綱要の要求に従い、2030年に向けて、一連の国家戦略の長期発展と暮らしに密接にかかわる重要な科学技術プロジェクトと大がかりな重要プロジェクトを制定している最中です。これは万鋼科学技術相が11日、第12期全国人民代表大会第5回会議の記者会見で明らかにしたものです。万科学技術相は「これら2030年に向けた重要プロジェクトと2006年から実施されている国家科学技術重要専門プロジェクトとは、一つの体系をなすものになる」としました。
万科学技術相は席上、「電子情報分野では、2006年から実施されている大がかりな重要特別プロジェクトにはコアデバイス、ハイエンドチップ、基礎的ソフトウェア、超大規模集積回路、次世代無線ブロードバンド通信などが含まれている。今回、2030年に向けての計画に新たに量子通信と量子コンピューター、サイバーセキュリティ、天地一体化情報ネットワーク(衛星総合情報サービス)とビッグデータなど4つの重要プロジェクトが加わる。また、先進製造技術分野には、ハイエンド数値制御工作機械、大型飛行機という二大重要特別プロジェクトがあるが、今回は新たに航空エンジンとタービンエンジン、インテリジェント製造とロボット、重点新素材という三大重要大型特別プロジェクトが加わる予定だ」と話しました。
なお、人工知能は今年の「政府活動報告」に初めて書き記されたため高く注目されています。これについて、「科学技術省は一連の科学技術計画の作成により、人工知能の技術開発を積極的に推し進めていく。キーテクノロジーでの難関突破においては、インテリジェント・コンピューター、自動情報処理、インテリジェント交通システム、スマートグリッド、スマートシティなどのプロジェクトを重点的にサポートしていく」ということです。また、万科学技術相は「人工知能イノベーション発展計画は現在制定中で、全人代閉幕後にも発表される見通しだ」と明らかにしました。なお、中央財政はこれらの計画に向け、基礎研究、コアの汎用技術の研究をサポートする特別資金を設けるということです。(Yan、星)
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