アゼベド事務局長は2013年にWTOの事務局長に当選し、この4年間、WTOを新しい発展段階に導いてきました。その成果は世界に認められています。

　アゼベド事務局長は「引き続き、世界の多角的貿易体制を推進していく」と示し、ドーハ・ラウンドについて、「多くの困難に直面し、各側の間には意見の違いが大きく残されている。しかし、引き続き交渉進展のために取り組み、世界貿易の利益をより多くの人々に与えたい」との考えを表明しました。

　また、中国がグローバル化の維持を約束したことについて、「これは中国が多角的貿易体制の推進に取り組んでいることの証拠である」と称賛しました。

　アゼベド事務局長はさらに、今後の方針について、「現在の情勢下において、WTOの重要性は今までになく高まってきている。過去4年間でWTOには大きな変化が起きた。今後も変化を加速させ、より開放的で、透明性ある機関になるという目標を推し進めていく」としました。（殷、謙）