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トランプ米大統領は15日、中東和平に向けた枠組みについて、パレスチナ国家を樹立し、イスラエルと別々の2つの国家として共存させる「2国家共存」にこだわらない姿勢を示し、「『1つの国家』でも、『2国家共存』でも、イスラエルとパレスチナ双方が望むプランを支持する」と述べました。これは「2国家共存」を支持してきた米国の歴代政権の方針を放棄するスタンスとみられています。
これは、訪米したイスラエルのネタニヤフ首相との共同記者会見で述べられたものです。トランプ大統領は、また、「米国は和平交渉の成功に向け『極めて積極的に』関与していく。ただ、イスラエルとパレスチナは直接交渉することが前提であり、さらに、互いに譲歩する必要がある」と強調し、そのために、ヨルダン川西岸などでの入植地建設をやや自制してほしいとネタニヤフ首相に求めました。
これに対し、ネタニヤフ首相は「入植問題は対立の根本的問題ではなく、対立を激化させる主因でもない。この問題は和平交渉で解決されるべきだ」と応じ、さらに、「和平交渉に臨むための前提条件として、パレスチナ側によるイスラエルユダヤ国家の承認と、イスラエルによる地域全体の治安権限掌握にパレスチナ側が同意することの2点が満たされなければならない」と主張しました。(鵬、む)
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