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銀行業の国内外通貨総資産232兆元に

2017-01-26 13:38:16     cri    
 中国銀行業監督管理委員会が25日発表した統計によりますと、2016年末現在、銀行業を営む金融機関の人民元及び外貨建て資産(国内外の資産)は総額232兆元(約3823兆円)で、同期比15.8%増となり、また、金融機関の人民元・外貨建て負債(国内外の負債)の総額は215兆元(約3543兆円)で、同期比16%増となったということです。

 これについて、中国銀行業監督管理委員会の責任者は、「2016年、中国銀行業は改革や発展、監督管理などで一定の成果を収めた。重点分野におけるリスクの監督・管理も強化され、銀行業全体は安定した運営状態を保つと同時に、資産と負債の規模も安定した拡大を見せており、第十三次五か年計画に幸先の良いスタートを飾れたと思う」と強調しました。

 また、注目を集める不良債権問題についても、2016年第四四半期末現在、国内商業銀行の不良債権残高は1兆5123億元(約25兆円)となり、第三四半期末と比べ183億元(約3015億円)の増加、一方、商業銀行の不良債権率は1.74%で、前四半期末比で0.02ポイント減少したとする統計結果が発表されました。

 これらの統計について、中国金融先物取引所研究院の趙慶明チーフエコノミストは記者のインタビューに答え、「近頃、商業銀行の不良債権率が減少した理由には、中国経済の回復、特に銀行の融資先である鉄鋼や石炭業など大手企業が順調な回復が、貸付資産の質を向上させていることがある」との見方を示しています。(藍、む)

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