中国の中央銀行である中国人民銀行の易綱副総裁は6日、ワシントンで開かれた国際通貨基金（IMF）と世界銀行2016年次総会に出席し、「中国経済はこれまでと比べてさらに安定しており、中国は引き続き世界経済の成長に貢献を果たしていく」と述べました。

　易副総裁は、「現在、中国のGDP（国内総生産）の成長率は6.5％～7％を保っており、雇用状況が良好だ。中国経済は全体としてこれまでよりも安定している」と述べました。

　易副総裁はまた、「金融危機が発生した以降、中国経済はずっと、世界経済の成長に貢献してきた。これまでの5年間に、中国経済の成長率は世界経済成長率の25％から30％を占めている。今後、中国経済のモデルチェンジは引き続き、世界経済の成長に原動力を提供していく」と述べました。（玉華、kokusei）