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世界銀行が10日に発表した最新の「世界経済見通し」(WEO)によりますと、新興の市場経済体は経済成長が楽観視されていることから、今年と来年の世界経済は2016年よりやや回復する見込みです。しかし、主要な経済体の政策が不透明で、保護貿易主義が台頭するなどリスクも被っています。
それによりますと、2017年の世界経済成長率は2.7%、来年は2.9%で、いずれも世界銀行の去年6月の予測より0.1ポイント下方修正しました。一方、2016年の世界経済見通しは2.3%にとどまり、2008年の金融危機以来の最低を記録しています。
新興市場と発展途上国は今年の経済成長が4.2%に達し、世界経済成長に1.6ポイント寄与します。中国経済は今年、6.5%伸びる見込みですが、来年は小幅に減少して6.3%になる見通しです。中国の不動産業に対する懸念が強まったものの、中国経済のモデルチェンジが続けて行われると見られています。(Mou、星)
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