news
|
中国の中央銀行である中国人民銀行の副総裁で、外貨管理局局長の潘功勝氏はこのほど、中国EU商会のウットケ会長と会談した際、「今後も外貨管理政策の継続性と一貫性を保ち、貿易投資の利便化を高めていく」として、外資系企業の正常な海外送金を規制せず、また、能力と条件を満たす中国企業の対外直接投資を支持することを示しました。
2017年に入ってから、中国の外貨管理部門が個人の外貨購入に関する取り締まりを強化するという、外貨政策引き締めのうわさが広がっています。
これに対し、国家外貨管理局などの監督管理部門は、「外貨政策管理の強化は資本規制ではない。一部メディアが発表したいわゆる『外貨規制』という根拠のない報道は、外貨市場の正常な運行を乱している。外貨管理部門は貿易投資の利便化を積極的に支持し、外貨市場における不法行為を厳しく取り締まる」と重ねて表明しました。
潘局長はウットケ会長との会談で「中国経済は安定的で健全な発展を維持し、2016年のGDP成長率は前年同期比6.7%増となった。依然として世界上位にランク付けされており、国際収支のバランスを保つ根本的な要素は健在だ」と述べました。
また、外貨管理局は、資本流入と流出の圧力について、リスク回避のための対応策を講じ、国内外の情勢に応じて慎重に評価・実施すると示しました。(ZHL、謙)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |