習近平国家主席は15日、スイスの首都ベルンで、スイス連邦参事会が主催する歓迎式に出席し、参事全員の歓迎を受けました。

　歓迎式で習主席は挨拶を行い、今回の訪問について「両国の友情を強固なものにし、協力を推し進め、平和と発展を協議し合うことが目的である」と述べました。また、「今後、スイスとともに、各分野における実務協力を深め、両国の革新型の戦略的パートナーシップを充実させていきたい。また、ダボスで開かれる世界経済フォーラム年次総会への出席や、スイスにある各国際機関への訪問を通じて、現在の情勢のもとで、いかにして世界の平和を維持し、共同発展を促進し、世界の重要問題を解決するかについて、各側とできる限り合意して、国際社会にポジティブなエネルギーを伝えていきたい」と強調しました。

　これに対して、スイスのロイトハルト大統領は「習近平主席の来訪によって、両国関係は必ずや強く促されるだろう」と、歓迎の意を示しました。その上で、「スイスは中国と共に、『一帯一路』の構築や、教育、文化、観光、環境保護、水資源などの分野における協力について協議していく。同時に、国連を含めた国際機関との意思疎通も強化していきたい」と述べました。

　また、ロイトハルト大統領は挨拶の結びに、間近に控えた中国の旧正月について触れ、習主席と中国の人々への祝賀の意を伝えました。（朱、謙）