中国の習近平国家主席は8日、北京の人民大会堂でスイス連邦のヨハン・シュナイダー・アマン大統領と会談を行い、両国の革新的戦略パートナー関係を構築し、両国関係の今後の発展に方向を指し示しました。

　習主席は「平等・相互尊重・交流・相互参考の堅持は今後の両国関係発展の政治的基礎だ。双方は戦略的交渉などの対話メカニズムを設立し、相互理解と信頼を深め、両国関係に関する約束を着実に実施すべきだ。開拓革新が両国関係の際立った特徴であるため、双方は自由貿易と金融協力を拡大する上で、中国のイノベーション主導型発展戦略を、スイスのイノベーションの長所と結びつけ、再生可能な資源、現代化生態農業、省エネ・環境保護、医薬などの分野における互恵協力を行う必要がある。『一帯一路』構想を実施し、両国の協力により広い空間を与える。中国はスイスとともにアジアインフラ投資銀行（AIIB）の枠組み内での協力を強化していきたい」と表しました。

　これを受けて、アマン大統領は「国交樹立以来、両国は相互尊重の原則を堅持し、良好な関係を保っている。スイス側は両国の自由貿易協定の実施状況に満足しており、両国の協力が革新的戦略パートナー関係という新しい時代に入ったことをうれしく思う。今後、中国と科学技術、イノベーション、環境保護、金融、文化、教育、スポーツなどの分野における交流と協力を更に強化していきたい」と話しました。

　会談後、両首脳は『中華人民共和国とスイス連邦の革新的戦略パートナー関係構築に関する共同声明』を発表しました。（殷、kokusei）