ロシア連邦安全保障会議のニコライ・パトルシェフ書記は15日、ロシアのメディアに対し、「去年、テロ組織が数回にわたってロシアに対する潜入を行い、ロシア国内で秘密裏に活動を展開していた」と指摘した上で、引き続きテロ取り締まりに取り組み、アメリカとのテロ対策協力を行う考えを示しました。
パトルシェフ書記は、「2016年に、戦争地域から900人余りのテロ関係者がロシアへの入国を企んだ。ロシアの安全保障当局が迅速に対策を取ったため、これらの潜入活動は阻止された」と述べました。
パトルシェフ書記はまた、「近年になって、ロシアは国連安保理で積極的に活動し、多くの重要な決議の採択を促した。これは、過激派組織「イスラム国(IS)」とその他テロ組織への取り締まり強化や、一部勢力によるテロ組織への支持の抑制につながった」とした上で、引き続き中東地域の国々と共同で対策を取り、シリアやイラクにおけるテロ組織による脅威を無くし、地域の安定維持に取り組んでいきたいとの考えを示しました。(洋、謙)
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