ロシア大統領府は30日、「プーチン大統領は、アメリカのロシア外交官追放に対して、ロシア駐在のアメリカ外交官を追放しない」と発表しました。

　プーチン大統領はまた、「ロシアはアメリカ外交官に無理難題を押し付けない。いかなるアメリカ外交官も追放することはせず、彼らと親族がよく使っているレジャー施設の利用も禁止しない」と述べた上で、「ロシアは同じ方法でアメリカに対抗措置をとる理由を十分に持っているが、対抗する権利を保留する。オバマ大統領の友好的ではない措置は、ロシアとアメリカ国民の根本的な利益に背き、両国関係をも損なう。ロシアとアメリカは、ともに世界の安全を守る責任を負っており、アメリカのこれらの措置は国際関係の秩序全般にマイナスの影響を与える」という考えを表明しました。（万、星）