歴史の選択　人民の期待
中国共産党第18回全国代表大会以降における
習近平同志を核心とする党中央委員会による国政運営を振り返る

　67年前、新中国成立前夜、毛沢東同志が全中央委員に檄を飛ばした。
　「全国での勝利を勝ち取ることは、万里の長征のはじめの一歩に過ぎない。この一歩で誇らしいと思うのはちっぽけすぎる。もっと誇らしいイベントはまだまだこれからだ」
　それから67年後、中国共産党創立95周年記念大会で、習近平総書記は世界に向かってこう宣言することになる。
　「今日この日、私たちは歴史上のどの時期よりも中華民族の偉大な復興の目標に近づいており、歴史上のどの時期よりも、この目標の実現に自信を持っている」
　過去と未来を結ぶポイントに立つ中国は、史上例を見ないチャンスに恵まれるとともに、国内の空前の難題に立ち向かい、激変する世界の動きの中で、新たな歴史の転換点に足を進めようとしている。
　中国の発展を背負った歴史の重み、改革革新を進める知恵と勇気、何億もの国民が寄せる期待と付託。党の第18回全国代表大会以降、習近平同志を核心とする党中央委員会は、13億の国民の思いを一つに束ね、困難な道を突き進み、中華民族の偉大な復興と中国の夢の実現のための新たな長征の途上で、新たな偉大な勝利を勝ち取ってきた。

　重要な時期には決め手となる覚悟を

　習近平総書記は語る。

　「私の行政運営の理念を総括するならば、人民のために奉仕し、背負うべき責任を背負うという一言に尽きる」

　党の第18回全国代表大会以降、複雑な局面に直面し、習近平同志を核心とする党中央委員会は全党全軍ならびに全国の各民族の国民を従え、新たな偉大な闘争を実践し、中国の特色ある社会主義の偉大なる事業の新たな局面を切り開いた。

　この4年にわたり、中国は改革発展の安定、内政、外交、国防、党統治、国家統治、軍隊統治などの面で一連の現実的意義と深遠な歴史的意義を有する成果を獲得し、重要な分野とキーポイントの改革でブレークスルーを成し遂げ、全面的小康社会の構築実現に確かな足跡を残し、行政運営の道のりにおいて新たな局面を切り開いた。

　深く切り込む決心で腐敗を根本から解決し、わざと困難に立ち向かう姿勢で改革を促し、勝つための国防と軍隊改革を推進してきたほか、衆知を集めるべく立て続けに文芸、ジャーナリズムと世論、哲学や社会科学に関する座談会を催してきた。

　世界がこの東方の大国の新たな姿を目にするとき、中国の主張と中国のソリューションには新たな意味合いが付与されるだろう。

　G20杭州サミットでは、グローバル経済ガバナンスの変革の波を起こし、APEC指導者非公式会議北京会議では世界経済の飛躍をリード、かたや「一帯一路」の提唱には100を超える国家や国際組織の積極的な参加を獲得、AIIBの設立には世界から57カ国の創設メンバーを集め、世界の舞台での中国の声は日増しにその響きを大きくしている。