厳格な党統治、力強い指導力の醸成

　習総書記はこうも述べる。

　「中国の問題を解決する決め手は共産党にあり、党が党を統治し、なお厳しく共産党を統治することにある。われわれの責任は、全党と全国の各民族の人民をリードし、中華民族の偉大な復興の実現のために引き続き奮闘し、人類のためにより大きな貢献をすることにある」

　実際に、中国共産党第18回全国代表大会の開催以降、党中央委員会は中国の発展の方向性を把握してきた。また、こうした改革を全面的に深化させるために、習総書記は自ら様々な指導班の班長を務め、党中央委員会は四半期ごとに経済情勢について分析と研究を行うほか、経済、軍隊、国有企業、大学などに対する指導力を強化し、様々なリスクとチャレンジに対応するための根本的後ろ盾となっている。

　また、その一方で、共産党内の問題を直視し、膿を出し切るための8項目の規定を打ち出してきた。結果、この4年で200人余りの幹部が汚職問題で審査を受けることとなり、100万人以上が規律・規定違反で処罰され、約20万人が党中央の8項目の規定に違反したため処罰された。

　こうした努力のほかにも、党中央委員会は様々な機関に人員を派遣し、制度による腐敗防止に努めているほか、科学的理論、優秀な文化、優れた家庭観などで理想ある精神的家庭を築き、大衆路線教育実践活動、三厳三実教育、二学一做学習教育など、様々な手段で清廉な政治環境を作るべく努力している。