モロッコで開催中のCOP22・気候変動枠組条約第22回締約国会議に出席している中国代表団の劉振民副代表は14日、「気候協力は、中国が南南協力において優先的に実施する重点分野である。先進国が国際義務を履行することを促すと同時に、他の発展途上国が気候変動に対応することを積極的に促していく」と述べました。

　これは、劉副代表がこの日、中国が主導する関連フォーラムで明らかにしたものです。同フォーラムにはエジプトやエチオピアなど14の国から環境事務担当の高官や、国際機関の代表が参加し、融資や技術協力などについて討議しました。

　劉副代表は「南南協力は、南北協力を補う重要な内容として、発展途上国の気候変動対応において独自の役割を果たしている。気候変動対応は、中国とその他の発展途上国との協力において優先的に進める重点分野になりつつある」と強調しました。（Mou、謙）