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李克強首相は第21回中国・ロシア首相定期会合に先立ち7日午前、サンクトペテルブルクのピスカリョフ記念墓地で献花し、儀仗隊を検閲しました。
その後、李首相は墓地の陳列室を見学し、「世界反ファシズム戦争で犠牲になった烈士、多大な代価を払った人々に敬意を表す」と述べました。
李首相は6日夜現地入りしたもので、この日はメドヴェージェフ首相の案内でエルミタージュ国立美術館を見学し、「異なった国や民族の芸術品は、人類文明の多様性を物語っている。世界各国は、文化の多元化と包容性を提唱し、友好交流を推し進めていくべきだ。互いに学び合い、人類社会の持続的な進歩と恒久的な平和を促していく必要がある」と訴えました。
翌7日、李首相はサンクトペテルブルクでメドヴェージェフ首相とともに、第21回中国・ロシア首相定期会合を主宰しました。
この中で、李首相は「当面の世界経済は回復力が弱く、貿易の伸びが緩やかになっている。中国とロシアは、相互補完性が強い。それぞれの経済の振興、構造転換やグレードアップに役立てることができる」と表明しました。その上で、「協力の潜在力を生かし、原子力開発や航空、鉄道などインフラ整備を重点にロシアとの協力を進めていく。次の段階では、中小企業の協力拡大、とりわけ、技術刷新の分野で協力を拡大し、中国とロシアの実務的協力に新たな動力を注ぐ。金融協力を強化し、関連協力の順調な実施を支持していく。また、貿易の規模を拡大し、農産物加工など農業協力を行い、人文交流を深め、今年と来年の中露メディア交流年間を成功に導く」と表明しました。
これに対し、メドヴェージェフ首相は「露中両国は友好善隣で、ハイレベルな全面的戦略協力パートナーシップを保っている。また、国連や、主要20カ国グループ、上海協力機構などで互いに支持し、協力している」と評価するとともに、「双方の合意を着実に実行に移し、政府間協力メカニズムを生かし、各分野における実務協力を全面的に推し進めていく」と表明しました。(Mou keiko)
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