李克強首相は、ラトビアの首都リガにある国家図書館で現地時間5日午後、第5回中国・中東欧諸国首脳会議（16＋1）に出席中のリトアニア・スロバキア両国首相と、それぞれ言葉を交わしました。

　リトアニアのブトケビチュウス首相との会話で李首相は「中国とリトアニアの関係発展は順調で、中国側はリトアニアが進める対中関係の積極的な発展に賞賛の意を表す。共に実務的な協力を強化し、互恵共栄を実現させ、両国国民に利益をもたらしたい」と述べました。

　これに対して、ブトケビチュウス首相は、両国の関係発展に満足の意を表したうえで、貿易や投資分野における協力拡大に期待を示しました。また「中国・中東欧諸国首脳会議（16＋1）は非常に重要だ。リトアニアは協力による成果の獲得を積極的に推し進めていきたい」と述べました。

　李首相はまた、スロバキアのロベルト・フィツォ首相との会話の中で「双方は、互いの核心的利益と関心を尊重して向き合い、共に歩み、両国関係の健全かつ安定的な発展を推し進めていく必要がある」と述べました。

　これに対して、フィツォ首相は「スロバキア政府は、対中関係を高く重視しており、『一つの中国』の政策を支持することに変わりはない。中国との関係が正しい方向に向かって発展していくよう、共に推し進めていきたい」と述べました。（藍、謙）