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「笹川杯全国大学日本知識大会2016」 武漢で開催

2016-10-23 15:23:47     cri    

 10月22日と23日、中国湖北省の武漢大学で「笹川杯全国大学日本知識大会2016」が開催されました。

 この大会は、日本科学協会と武漢大学が、日本財団の助成により共催するもので、中国の若者たちに"日本のことを知ってもらい、中日の相互理解を深めること"が主な目的です。

 中国の日本語学科を持つ506の大学のうち、1/5にあたる106校が参加し、約320人の大学生が一堂に会し、日本に関する知識を日本語で競い合いました。

 日本科学協会の大島美恵子会長は挨拶の中で、「日中関係には改善の兆しが見えつつある。両国が将来にわたって最も重要なパートナーであることは間違いない。こうした交流の機運を維持し、若い世代の交流を活発化させることで相互の信頼関係を築いていきたい」と語りました。

 また、武漢大学の応惟偉総会計士は、「2004年から始まったこの大会は学術的な交流や大学の日本語教育改革などに大きな影響を与えた」と評価し、「参加した学校と学生の数がこれまでに比べ最高になった」と話しました。その上で今回の大会が各大学の日本語教育の人材育成やレベルの向上に繋がることに期待を寄せました。

 日本財団の尾形武寿理事長は、「国というものは、知れば知るほどその魅力が分かってくるものだ。等身大の日本を知ってもらいたい」と述べ、両国の若者たちの相手国に対する理解増進に取り組んでいく姿勢を示しました。

 中国の大学には日本語を学び、日本語に関わる仕事に就きたいという若者が大勢います。主催者側は、こうした若者達を対象に武漢市で、「知識から理解へ、理解から友好へ」をモットーに大会を開催し、これにより、次代を担う若者の中から両国関係改善の空気をつくり上げていこうと、大変意気込んでいました。

 団体戦と個人戦が行われましたが、熱戦が繰り広げられた結果、団体戦では、武漢大学が特等賞に輝き、中央財経大学と吉林大学珠海学院が一等賞を獲得しました。個人戦では、武漢大学の胡益頔さんが一等、洛陽外国語学院の竜祥さんと蘇州大学の姜英沢さんが二等、そして、福建師範大学外国語学院の盧鳴さん、中央財経大学の凌歓歓さんと吉林華僑外国語学院の鐘潔玲さんが三等賞を獲得しました。(Mou)

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