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北京―東京フォーラム、中日関係改善に向け対話

2016-09-28 13:40:09     cri    

 中国国際出版集団と日本言論NPOの共催による「第12回北京―東京 フォーラム」が27日、「世界やアジアの平和、発展に向けた中日の役割と協力」を全体テーマに東京で開幕しました。

 両国各界から約600人が参加し、28日まで開催されます。パネラーたちは中日関係の改善、協力の強化、アジア及び世界の課題解決に向けての協力の可能性などをめぐり、率直に、実質的な対話を展開します。

 中日友好協会の唐家セン会長が基調講演を行い、その中で、「近年、様々な影響を受け、中日関係はいまだに正常な発展の軌道に戻れていない。このような不健全な状況は、中日の協力だけでなく、地域の平和と安定にも影響をもたらす。両国の各界はいずれもこうした状況に対して、憂いと緊迫感を強めなければならない」と指摘しました。

 更に、唐会長は「中日関係の発展には、共通認識を遵守し、政治の大本を守っていく必要がある。中日関係は数十年の発展を経て、すでに4つの政治文書などの重要な綱領的文書に双方が合意し、二国関係の発展に政治的『ルール』を確立した。足元に限っていえば、双方は新旧様々な矛盾を適切に管理、コントロールし、その対応をしっかり行わなくてはならない。同時に、実務レベルの交流と協力を地道に行い、中日関係が継続的、かつ、安定して改善していけるよう推し進めていく必要がある」としました。

 日本側基調講演を行った福田康夫元首相は「双方の各界に広く知恵を集め、日中関係を前進させるよう努力してほしい」と話しました。

 また、日本の岸田文雄外相は、「東京―北京フォーラムは日中間の非常に重要な民間対話の場である。日中双方が今回のフォーラムで、様々な形で交流と協力を促してほしい」と述べました。

 「北京―東京フォーラム」は、2005年、中国の英字新聞「中国日報」と日本の言論NPOが共同で立ち上げたもので、官民の相互交流により交流を強め、両国の世論作りに影響を与え、導いていくことを目指しています。フォーラムは年に1回、中日両国の持ち回りで開催され、2015年からは中国国際出版集団と日本言論NPOとの共同主催になっています。(Yan、keiko)

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