参加者は海上シルクロードの文化歴史講座、中国結び工芸、中国武術および中国茶道などを体験したほか、アモイ市と海上シルクロードの起点である泉州市を見学し、大学生達との交流イベントなども実施されます。

　今回のキャンプは「海上シルクロードを探り、中華文明文化を感じる」をテーマとして、中国語学習と中国文化の体験を目的にしているものです。日本、スリランカ、ネパール、ロシアなどの8つの孔子学堂から選ばれた9人の学生が参加しています。

　この日、参加者達はアモイ大学の学生達との交流を通して、友情を深め合いました。

　長野県のラジオ孔子学堂から参加した川村暢亨さんは、「アモイ大学の校舎や施設、敷地の大きさと立派さは、日本の一つの街と見間違えるほどだ。本当に学生が羨ましい。こんな素晴らしい大学ならば留学してみたい」と訪れた感想を語りました。

　また、講義について川村さんは「様々な歴史背景から、現在の文化や風習まで知ることができ、アモイの街や人々の見方を変えてくれる楽しい授業だった。午後の文化体験では『中国結び』を習った。これが中国語よりも上達してしまった」と笑って話してくれました。

　その後、参加者たちは現地学生との「マンツーマントーク」を行い、本格的な会話に苦労しながらも、現地の暮らしや中国文字の成り立ちを教えてもらうなど、交流を楽しんだ様子でした。（取材・写真：趙雲莎）