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中日友好協会、高見氏に「中日友好の使者」称号

2016-09-01 08:34:55     cri    

許金平副会長からの証書を受け取る高見邦雄局長

 中日友好協会の許金平副会長は31日、中国人民対外友好協会の平和宮で授与式を行いました。長年にわたり中国緑化事業、両国民間友好事業に大きく寄与した日本の「緑の地球ネットワーク」事務局・高見邦雄局長に「中日友好の使者」の称号が贈られました。

 許副会長は授与式で挨拶し、「中日両国は一衣帯水の近隣であり、2千年以上の友好交流の歴史を有している。両国国民は中日友好事業に積極的に取り組み、相互理解と友好感情を増進するために多大な努力を払ってきた。それと同時に、農業、環境保全、教育、文化などの分野において、日本の先進的技術、理念と知識を生かして、中国経済と社会の発展に大きく寄与してくれた」と高く評価しました。

 さらに許副会長は、「高見先生はまさにその中の傑出した代表の1人である。1991年から20数年にわたって、中国の黄土高原に根ざし、中国緑化事業に身を投じて、大同市で大規模な植林活動を行ってこられた。現在、大同市周辺の中日友好環境林はすでに200カ所に上り、植林面積は1万ヘクタールを超えた。また植えた木は1900万本以上に達した。地元の自然環境が大きく改善され、農民の収入も大幅に増えた。高見先生の大きな努力は、両国国民の相互理解と友好感情の増進に重要な貢献を果たした」と改めて感謝の気持ちを述べました。

 「緑の地球ネットワーク」事務局の高見局長は、山西省大同地区での植林活動を20年以上継続し、2011年には中国の環境保全に貢献した人物を表彰する「緑色中国年度焦点人物」の「国際貢献賞」を受賞しました。

 1992年に設立された「緑の地球ネットワーク」の会員数は現在、550人で、日本の会社員、公務員、主婦や学生などで構成されています。この団体は山西省大同市の黄土高原での緑化協力を続けており、2012年までにのべ3500人が植樹のために中国を訪れています。「緑の地球ネットワーク」は2001年に中国政府からの友好表彰を受賞し、2012年には日本外務大臣賞を授賞しました。

 なお、授与式には、中国人民対外友好協会の宋敬武副会長、文化部の劉徳有元副部長、中共中央対外連絡部の劉宏才副部長、在中国日本国大使館の山本恭司公使、「緑の地球ネットワーク」事務局の代表らが出席しました。 (取材・写真:趙雲莎)

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