中国メディアの報道によりますと、このほど閉幕した非同盟諸国会議の第17回首脳会議で、シンガポールなど一部の国が、その他の多くの国の明らかな反対を顧みず、会議の成果文書で南海に関する内容を強調しようとしたということです。一方、シンガポール側は「関連報道は事実ではない」と主張しています。これを受けて、外務省の耿爽報道官は27日の定例記者会見で、関係国が客観的かつ公正な立場を堅持し、南海問題の適切な処理に建設的貢献を行うことを求めました。
耿報道官は、「事実ははっきりとしたもので、ごく一部の国が成果文書で南海に関する問題を誇張しようとしたことに対し、非同盟諸国の大多数のメンバー国がそれを認めず、関連内容もまた中国を含む南海問題関係各方面の共通認識を反映したものではなかったということだ。中国とASEAN(東南アジア諸国連合)による努力の下、現在の南海情勢はポジティブな方向に向けて発展している」と述べ、関連諸国が中国側の立場および中国とASEANが形成した合意を尊重し、客観的かつ公正な立場をとり、中国・ASEAN関係の健全で安定した発展、および南海問題の適切な処理に建設的貢献をするよう求めました。(ZHL、む)