中国と東南アジア諸国連合（ASEAN）は15日と16日、内蒙古自治区満州里市で『南海各側行動宣言』の実行に関する第13回高官会議と第18回連合作業グループ会議を行いました。

　会議は中国・ASEAN外相会議後に開催され、中国・ASEAN首脳会議には先立って開かれました。参加者らは『南海各側行動宣言』の効果的な実行や『南海行動準則』の作成などについて討議し、積極的な成果を収めました。

　各側は、引き続き『南海各側行動宣言』を効果的に実行し、交渉と協議で争いを平和的に解決することや、地域の規則の枠組み内での食い違いコントロールを堅持していくこと、また、海上の実務的な協力を深化させ、『南海行動準則』の作成を促がし、南海の平和と安定を維持していくことでも意見が一致しました。会議では、『中国・ASEAN諸国の海上緊急時対応外交ハイレベルホットライン・プラットフォームの構築に関する指導方針』と『中国・ASEAN諸国が南海で「海上衝突回避規範」が適用することに関する共同声明』が採択されました。これらは9月の始めに行われる中国・ASEAN首脳会議に提出する予定です。（藍、keiko）