国連安全保障理事会は22日、安全基準と措置及び情報、司法、技術の交流と協力を強化し、民間航空に対するテロ脅威に効果的に対応することを各国に促す決議を全会一致で可決しました。

　決議は、同日開催された民間航空機へのテロ脅威をめぐる安保理会議で可決されたもので、民間航空機を標的とし、複数の死傷者や多大な経済損失を出し、各国間の連携を絶つことを目論むテロ組織の襲撃行為に対し、安保理は懸念を示し、それを非難するとしています。

　決議は、国際民間航空組織の枠組み内で安全基準を調整し、人物識別、保安検査の強化、施設の安全確保、爆発物探知の新技術の取り入れと共有などの効果的措置を講じ、民間航空機に対するテロ行為に対応することを各国に呼びかけています。決議は他にも、旅客情報の共有、保安検査技術の交流と協力について、各国に協調努力を求めています。（Mou、む）