李克強首相は現地時間21日午前、ニューヨークの国連本部で、第71回国連総会の「持続可能な開発目標：我々の世界を変革する」をテーマとする一般討論に出席し、「手を携えて平和で、安定した、持続可能な発展を遂げる世界を構築しよう」を題する演説を行いました。

　李首相は、「昨年の国連開発サミットは『持続可能な開発のための2030アジェンダ』を採択し、グローバルな発展に新たなビジョンを描いた。持続可能な開発を実現するには、発展が第一の要務である。我々は堅実な行動で当面の課題に対処し、我々の世界を変革、改造していかなければならない。『国連憲章』の趣旨と原則を守り、国連と安保理の国際問題処理における主導的役割を支持し、グローバル・ガバナンス・メカニズムの改革と整備を支持していかなければならない。また、世界の注目を集める問題における平和的且つ政治的解決方針を堅持しなければならない」と述べました。

　また、李首相は、「改革開放政策の施行以来、中国経済は持続的且つ急速に発展してきた。ここ数年、国内外で厳しく複雑な課題にも直面したが、我々は改革とイノベーションによって経済の中高速の成長を保ち、構造のモデルチェンジとアップグレードを加速することで対応してきた。今後も中国は改革、開放の拡大と平和を擁護する中で発展をはかっていく」と強調しました。（玉華、む）