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李首相が国連総会で発言 国連権威の維持を強調

2016-09-22 13:27:24     cri    

 李克強首相は現地時間の21日午前、第71回国連総会で一般討論演説を行い、国連を中心とする現行の国際システムと『国連憲章』を基礎とする国際関係の原則の維持を強調、国際社会が根源的問題の解決に立脚し、対話で衝突を解消することを呼びかけました。

 今年は国際社会の2030年に向けた持続可能な開発アジェンダ実行の最初の年に当たり、今回の国連総会も「持続可能な開発目標:我々の世界を変革する」をテーマとしています。李首相は一般討論演説に臨み中国政府の持続可能な開発に関する観点を重ねて説明し、「持続可能な開発の前提は開発であり、かつ開発は持続可能なものでなければならない」としました。

 また、国連総会のハイレベル会議への参加期間中、李首相は2030アジェンダ履行に関する座談会を主宰しました。席上、李首相は「中国は持続可能な開発のための2030アジェンダを全面的実施に関する作業を始めており、『中国の2030アジェンダの実施に関する国別プラン』を公布、その実施の上での具体的な目標を国家の発展計画に組み込み、各項目の実行計画の中で細分化と財源の分配を行っている」と述べました。

 マクロ経済問題について、李首相は「現在、世界経済は需要不足と厳しい構造上の矛盾に直面している」とし、各国政府が多くの政策ツールを活用し、需要管理とサプライサイド改革をともに重視し、短期政策と長期政策をうまく組み合わせていくことを呼びかけました。

 また、世界経済の回復プロセスで現れたグローバル化の逆行現象や、貿易保護主義の台頭について、李首相は国際社会によるグローバル化推進の堅持を強調、弛まぬ前進を訴えました。

 李首相は、地域における重点問題にも言及し、諸問題の国際社会による政治解決を呼びかけ、「シリア問題に関しては、シリア各側の政治解決プランの早期完成を促す必要がある。朝鮮半島の核問題については、非核化目標を堅持し、半島の平和と安定を維持すべきだ。国際テロ取り締まり問題については、テロには断固とした撲滅姿勢を貫くと共に、ダブルスタンダードを用いてはならず、テロリズムを特定の民族や、国、宗教と直接関連させるべきではない」としました。(殷、む)

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