中国人民銀行の公式サイトは14日夜、20カ国・地域（G20）杭州サミットの財政金融ルートの重要な成果文書を公開しました。そのうち、『杭州行動計画』では、強靭かつ安定した国際金融枠組みの構築を提案しています。

　『杭州行動計画』では、「我々は更に多くの措置を講じて、国際金融の枠組みを強化することを謳う。これは、力強く、持続可能なバランスのとれた成長と金融の安定を実現させるための重要な要素だ。我々は、国際通貨基金（IMF）と経済協力開発機構（OECD）による資本流動面における取組に期待している。また、まもなく行われるチェンマイ・イニシアティブ(CMI)のマルチ化とIMFプログラムとのリンクに関するテストランを歓迎し、IMFとの協力能力がまだ検証されていない地域金融システムがIMFプログラムによるテストランを行なうことを呼びかけていく。我々は、世界銀行が総員合意による原則とロードマップに基づいた株式審議を行うことを期待している。その中には、2016年の年次総会までに投票権改革についてコンセンサスを得ることを含むものとする。また、我々は低所得国家の債務の持続可能性枠組みについて審議することを支持し、各国が更に多くの、歩調の一致した努力を行ない、債務国と彼らが直面するチャレンジに指向性のある技術支援を提供することを呼びかけていく」としています。（RYU、む）