経済協力開発機構（OECD）のグリア事務総長が2日、メディアに対して、中国は20カ国・地域（G20）の輪番議長国として、著しい成績を収めたと表明しました。

　グリア事務総長は「世界経済の成長が鈍り、リーマンショック後の後遺症がなお残っていることを背景に、杭州サミットは経済の回復に焦点を絞ったことに重要な意義がある。今回のサミットは、経済成長と貿易など多くの問題の解決策を探り出そうとしている時期に開催されるため、参加国が、世界経済のより強力で、より持続可能で、グリーンかつ包容的成長の実現にとって最適な解決法を見つけ出せるよう期待している」と述べました。

　さらに、「これまでの間に、中国はその他のG20参加国と共に、OECDを含めた国際機関と緊密に意思疎通をはかり、経済や貿易目標の実現に向け、より早くより便利な道筋を見つけ出すように努力してきた。これも中国がG20輪番議長国として収めた重要な成果だ」と強調しました。

　その上、グリア事務総長は、「今回サミットのテーマなどをめぐり、OECDはずっと中国と緊密な連携を保っている。今回サミットのアジェンダが非常に豊富なもので、参会の指導者は一連の重要な議題をめぐり、ディスカッションしていく」と紹介しました。（Yan、Kokusei）