G20杭州サミットが4日から5日まで開催されることを控えて、オーストラリアのシンクタンク・ローウィ国際政策研究所G20研究センターのセインズベリー主任はこのほど、中国国際放送局（CRI）記者のインタビューを受けた際、中国の供給側構造性改革を評価した上で、「G20杭州サミットで中国が打ち出す、つまり中国の提案に期待をかけている」と述べました。

　「構造性改革」はG20杭州サミットの「成長方式の革新」という議題の重要な内容として注目されています。セインズベリー主任は、「中国の供給側改革の効果が著しい」と評価しています。

　今年、中国は『構造性改革』を、財政、通貨政策と並んで、G20が取り入れられる政策措置にしています。G20財務相と中央銀行総裁は経済構造改革における9つの分野と関連の政策指導原則を認可しました。セインズベリー主任はG20杭州サミットで構造性改革案を公布することを期待しています。

　現在、国際貿易の情勢は厳しく、伸び率が大幅に減速し、保護貿易主義が台頭しています。中国が主催するG20杭州サミットではこの課題に直面しています。セインズベリー主任は、「現在、世界経済が直面している最大の課題は貿易だ。G20杭州サミットの成果が世界貿易の振興に役立つよう期待する」と述べました。（玉華、kokusei）