ラブロフ外相は「今の世界では影響力を持つ政治と経済の中心が一部で形成されつつあり、中でもアジア太平洋地域が注目されている。この地域は将来的にも世界経済の成長を牽引する機関車のような存在となるだろう」とし、ロシアはアジア太平洋地域の経済と物流輸送の急成長に伴う大きな発展のチャンスをうまく利用すべきだと指摘しました。

　ラブロフ外相はまた、「ロシアはアメリカや欧州連合（EU）とも関係を修復する用意がある」と述べた一方で、「一国主義は受け入れられない。あくまでも平等に基づく関係であるべきだ」と強調し、ロシアからの信頼を取り戻すために、西側諸国からも働きかけるべきだと示しました。（ZHL、謙）