ロシア国防省は16日、ロシアの空爆機がこの日初めてイランの空軍基地から出撃し、シリア領内の過激派組織に空爆を行い無事帰還したことを明らかにしました。

　ロシア国防相が発表した情報と映像資料によりますと、ロシア空軍Tu-22M3戦略爆撃機とSu-34戦闘機はこの日、イランのハマダーン基地から出撃し、シリア領内のアレッポとデリゾール、イドリブなどにある「イスラム国」などの過激派組織に対し空爆を行いました。空軍機は任務完了後に無事にイランの基地に戻ったということです。

　ロシア国防省は、ロシア軍の空爆により5つの武器・火薬庫、3つの指揮所、多くの訓練施設及び大量の過激派分子を消滅させたとしています。（RYU、keiko）