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神奈川県、相模湖ダム建設の中国人犠牲者らを追悼

2016-08-01 15:08:37     cri    

 第二次世界大戦中に日本神奈川県の相模湖ダム建設工事で犠牲となった中国、日本、朝鮮、韓国の労働者の追悼会が7月31日、神奈川県相模湖交流センターで行われました。

 追悼会は「相模湖建設殉難者合同追悼会実行委員会」が主催したもので、相模原市の副市長や神奈川県議会の議長、在日華僑・在日朝鮮人・在日韓国人団体の代表らが出席しました。地元の小学生3人が中・日・朝(韓)3民族を象徴するロウソクに火をともし、出席者全員が起立して犠牲者に黙とうを捧げ、献花しました。

 中国大使館の汪婉参事官が追悼会に出席し、「今回の追悼会は日本の侵略の歴史を歪曲、美化する行為をけん制するものだ。歴史を直視することは、日本がアジア諸国と友好交流を行う基礎となる。日本は歴史上の過ちの再発を避けるべきだ」と述べました。

 相模湖ダムは日本初の多目的人工湖で、1940年から1947年までの間に建設され、現在神奈川県民にとって不可欠の飲料水用ダム・発電所・観光地になっています。相模湖ダムを建設するため、日本は360万人の労働者を徴用しました。この中には朝鮮、韓国、日本の労働者のほか、中国を侵略した日本軍に強制連行された中国人労働者約300人も含まれています。過酷な労働環境の上に虐待を受けたこともあり、名前の登録がある人だけでも83人の労働者が工事現場で亡くなりました。中には28人の中国人労働者が含まれているということです。

 これらの犠牲者を追悼するため、日本の有識者らは「相模湖建設殉難者合同追悼会実行委員会」を設立し、1979年から毎年7月末に追悼会を開いています。(鵬、kokusei)

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