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がんばれ熊本!中国人留学生らがチャリティー演奏会

2016-06-27 20:29:07     cri    

 6月26日午後、福岡市市民福祉センターで九州地域の中国人留学生による中日友好熊本地震復興チャリティー演奏会が行われました。この演奏会は福岡駐在の中国総領事館の協力の下で実施され、張梅副総領事をはじめ、多くの外交官及び家族らが出席したほか、九州地域の友好団体、華人華僑、留学生、大学生など約200人が来場しました。


駐福岡中国総領事館の張梅副総領事

 挨拶に立った張副総領事はまず、熊本地震の被災者に深い慰問の意を表し、被災地が一日も早く復興するよう心から願っていると話し、熊本地震発生直後、習近平主席と李克強総理が明仁天皇と安倍晋三首相にそれぞれ宛てた見舞いの電報を送ったことを紹介しました。

 張副総領事は、日本が震災直後に速やかに自衛隊を派遣し、被災した中国人観光客の救援を積極的に行ったことに感謝を述べ、この事例が中国メディアで広く放送され、両国国民の感情距離は明らかに近づいたと話しました。

 挨拶の最後では、九州地域の中国人留学生たちが今回の中日友好熊本地震復興チャリティー演奏会の開催し、両国の青年たちが同じステージで演奏し、手を携えて民間交流を推進して行くことに対して強く賛同の意を示しました。


NPO法人・社会教育団体ベルポ会(碧波会)の鶴ゆかり理事長

 日本側の友好団体からは、NPO法人・社会教育団体ベルポ会(碧波会)の鶴ゆかり理事長が代表で挨拶を行いました。鶴理事長はまず熊本地震や江蘇省の竜巻被害によって被災した人々に心からの見舞いを述べました。そして、中国の四川大地震においても、また、日本の東日本大震災及び熊本地震においても、重大な自然災害の発生に際して日中双方は真っ先に相手国に救援の手を差し伸べたと話しました。

 鶴理事長はまた、「中国の国家指導者がおっしゃる通り、日中友好の根は民間にある。両国は積極的な民間交流を展開して両国の友好関係を促進して行くべきだ」と強調しました。


九州地区中国学友会の李忠名誉会長


九州地区中国学友会の劉一葉会長

 九州地区中国学友会の李忠名誉会長は今回のチャリティー演奏会の主催側である九州文化教育交流株式会社の責任者として、また、同会の劉一葉会長は演奏者代表としてそれぞれ、会場で挨拶を行いました。両名は九州の中国人留学生として、日本の科学技術と文化が持つ先進的な内容を一生懸命に勉強して、学業をきわめ、祖国に恩返ししたいと述べました。また同時に、留学生としての特別な役割を果たし、中日友好のための民間交流を促進していきたいと表しました。


演奏会の様子

 今回の演奏会では劉一葉さんによる筝演奏のほか、二胡やヴァイオリン、琴の演奏が行われました。

 来場者たちは、国境のない美しい音楽を通して、国境を越えた災害救援の精神の尊さを深くかみしめていました。


中日の子供たちから花束を受け取る演奏者

 なお、今回のイベントは九州文化教育交流株式会社が主催し、福岡市日中友好協会、九州地区中国留学生友好交流会、北京你好中国語センター、西日本僑報とNPO法人・社会教育団体ベルポ会(碧波会)などの共催によって行われました。(雲莎、謙)

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