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ロシアのラブロフ外相は15日、ロシアを訪問している米国のケリー国務長官と会談し、シリアにおける停戦の段取りや政権移行のプロセスなどについて協議しました。双方は、今後もシリア問題をめぐるジュネーブ交渉を推進していくことで合意しました。
ラブロフ外相は会談後の記者会見で「露米はシリア停戦に向けての具体的段取りや政権移行の環境整備などについて協議し、近いうちに合意したことを実行に移す」としましたが、具体的な合意内容については、それを明らかにしませんでした。
ラブロフ外相はまた「露米はシリア国内のテロ組織、ISIS(イスラム国)やアルカイダ系過激派組織アルヌスラ戦線に打撃を加えると共に、シリアへの人道的援助を強化し、テロ組織の海外からの物資輸送ルートを根絶することに務めていくことで合意した」と述べました。
一方、ケリー国務長官も「シリア問題をめぐる米露の合意が着実に実行されれば、シリア情勢も大きく変わるだろう。米露は、シリア問題は軍事的手段ではなく、ジュネーブ声明に基づき解決すべきであるという点でも見解の一致を見た」と述べました。(ミン・イヒョウ む)
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